相川七瀬さんとイエロー・モンキー


吉井和哉のオールナイトニッポン(1996年/ニッポン放送)で放送された、相川七瀬さんとのコミュニケーションをご紹介します。相川さんはデビューして間もない頃にこのオールナイトニッポンにゲスト出演してロビンと初対面。4年後の2000年にはミュージックフェア(フジテレビ)でイエロー・モンキーとトーク共演し、このオールナイトニッポン出演時の第一印象を語られていました。

 

ロビン:さあ!中高生のヤングの諸君!お待たせしました!吉井和哉のオールナイトニッポン、スペシャルウィーク2週目のゲストをご紹介しましょう!相川七瀬さんです!どうもこんばんは!

相川七瀬:こんばんは、よろしくお願いしますー!

ロビン:ちっちゃいっすね~!

相川:ちっちゃいですか~?

ロビン:うん。

相川:もう、シークレットブーツ履いてやっと160㎝なんです(笑)

ロビン:何キロ?!言えるでしょ、全然!

相川:体重ですか?40キロ…

ロビン:ちっちぇえ!ほせぇ~っ!え、身長は…

相川:156…

ロビン:痩せてるよね~!

相川:うん、ダイエットしたんですよ!

ロビン:え、もっとあったの?体重…

相川:当時はね、当時って言うか、高校生の時に…この身長は全然変わってないんですけど、156cmの52キロ…

ロビン:あ、でも普通だよね!

相川:普通じゃないですよ~!

ロビン:普通だよ!…あ、52キロか…

相川:大したもんですよ!(笑)

ロビン:俺、59キロだったことあるから、そっか…どうやってダイエットしたの?教えてっ!(笑)

相川:まずね、私、高校入ってから6食くらい食べてたんですよ。もう、食べまくり?食べて食べて食べて…

ロビン:夜もすごいんでしょ?

相川:夜もバイトしてて、焼き鳥屋でバイトしてたんですよ、私。

ロビン:(笑)似合う!行きたかった、俺!(笑)

相川:(笑)で、マスターに「一枚、肉焼いてや~!」とか言って、肉いっぱい焼いてもらって、もう、ご飯にベタベタにこう、タレとかつけて、4杯も食べてた…

ロビン:で、52キロ?で、どうやってダイエットしたの?

相川:学校辞めてから働き出して、3食に減ったんですよ。

ロビン:ああ、仕事してればね!

相川:高校2年生で辞めたんですけど…

ロビン:え、何で辞めたの?

相川:あ、面白くなかったから…

ロビン:ああ、いいですね!キッパリとね!面白くないから辞めました、はい!

相川:それで、だんだん普通の食生活に戻ってきて、45キロくらいまで落ちてきた…普通に、安定して。

ロビン:うんうん。

相川:これをきっかけに痩せようと思って、ダイエットし始めたんですよ!何も食べなかったり、1か月食べなかったり…やりました、いっぱい!

ロビン:あのね、そう!カラダに悪いダイエットをした顔してる!あのねえ、でも僕はそれ、良いことだと思うんですよ。あの、ロック歌う人、歌を歌う人には。ある程度の不健康さがないとダメです、シンガーは。あのー、若い頃っていうのはやっぱり、あれですか?このリスナーも中高生とか多いんですけど…

相川:はい!

ロビン:中高生の頃は不良でしたか?

相川:ていうかね~…

ロビン:正直そうだね!

相川:不良って言うよりも、すごい何か、ひねくれてたって言うか、

ロビン:くくくく(笑)

相川:普通だったんですけど、髪の毛とかはもちろん、綺麗に染めたりとかはしてたんですけど、

ロビン:綺麗に染めたり?!(笑)

相川:オレンジ色に染めたりとかは、やっぱりしてたんですけど、だけど、うち両親離婚してるんで、そういうことで何か、ひねくれてた?

ロビン:ああ…

相川:だから、何かイヤーな感じのタイプでしたね。その頃は。

ロビン:あのー、うちの、イエロー・モンキーのファンの方は、片親の人が多いんですよ。僕もそうなんですけど。うちは死別なんだけどね。

相川:ええ、ええ。

ロビン:あのね、何かを知ってるんだよね、片親の子って。

相川:う~ん…うん(笑)

ロビン:何とは言えないんだけど、何かを知ってるでしょ?これはね、ご両親がご健在の人はちょっと分かりづらいと思うんだけど、

相川:そうですね。

ロビン:だから、こういう商売をする人は、片親の方が得な場合があるよね。魅力的に見える!

相川:そうですね!それ、誰かに言われたことある…そうですね…だから、結局まあ、あの、その高校に入って、自分が一番不幸と思っちゃうんですよね。中学1年生の時に両親離婚して、周りはみんな、幸せそうに見えたんですよ!見えるだけと思うんですけど。で、自分が一番不幸に見えてて、そのまま、なんだかんだで高校に入学して、周り見たらもっとすごいんですよね。

ロビン:ほお~。

相川:で、自分なんか、全然序の口のような…私は十分、親に愛情をもらってるって感じで、周りにはもっとすごい環境に置かれている子が多くて…

ロビン:そうだよね、ご両親ご健在でもね、問題ある家庭っていっぱいあるからね。

相川:いっぱいありますよ~!

ロビン:一概に、どれが不幸かってのは、あれですけどね。あの、このラジオね、バンドやってる子とか多いんですよ!ミュージシャンがやるラジオだからかもしれないですけど、悩みの葉書が結構来てますんでね、CMを挟んで、この後、相川さんの人生相談!

相川:はい!

ロビン:何か、人生相談が上手いらしいんで!

相川:ははは(笑)そんなことありません!(笑)

ロビン:僕もちょっと、相談に乗ってもらいたいこといっぱいあるんで!じゃあ、CMの後で!

ロビン:夢見る少女じゃいられな~い♪

相川:イエイ!

ロビン:はい(笑)今日は相川七瀬さんにゲストにお越しいただいておりますけども、あのねえ、リスナーの皆さんに「悩め青春」ってコーナーをやってるんですけど、結構多いんですよ、ご両親のこと、学校のこと、恋人のこと…今日はね、相川さん来てるんでね、バンドの悩みとかね、交えて…えー、「相川さん、私の悩みを聞いてください。その悩みというのは、学校に行きたくないという悩みです」、何かね、さっき(相川さんも)おっしゃってましたけども…「私は4月から高校1年生になります。しかし、どうしても私は、高校には行きたくないのです。最大の理由は、先生とか友達とかの人間関係です。私は中学校の時、正直友達は少ない方でした。中学校も時々仮病で休むこともありました。だから高校に入学しても、また嫌われたらどうしようという不安が私の心の中にあり、とても恐くて行けません。吉井さんの高校時代、相川さんの高校時代はどんな感じだったのでしょう。そして、私の悩みはどう思いますか?」

相川:私もね、中学の時にいじめられてたんですよ、実は。

ロビン:うん。

相川:それで、とにかく学校に行くのイヤで、中学3年生はね、1か月も行ってないんじゃないですかね。

ロビン:ふははははは(笑)

相川:とにかくね、先生が常に来るんですよ!私の家まで!で、追いつめられるんですよ。

ロビン:部屋に?

相川:うん。で、部屋は2階で、2階から隣の家の屋根に飛び移れるんですよ。

ロビン:うん(笑)

相川:で、屋根の上に登れば絶対にバレへんわ!と思って、いつもそうなってて、学校に行かなかったですよ。で、家出して、お母さんが泣きながら連れに来て、とか。

ロビン:うん。

相川:だから、私高校に入学するの、すごいイヤでしたね。同じ気持ち…また同じことを何か…まあ、イジメられるっていうのは自分にも原因があるからそういうことだったと思うんですよ、今思えば!で、やっぱ、そういう原因を分かってるけど、同じ過ちをもう一回繰り返したらどうしようとか、すごい恐かった。

ロビン:うん、そっか。あの、高校は何年で中退したって言ったっけ?相川さん。

相川:えっと、2年の、6月くらいに辞めたのかな?1年ちょっとしか行ってない…

ロビン:それは、あれですよね。やりたいことが先に見つかっちゃって、そっちに…まあ、学校がイヤってのもあったんだろうけど。

相川:うん、そこでボーカリストになるから辞めるってのではなかったんですよ。だから、自分が浮いてしまったんですよね。2年生になって、1年生の友達がおらんようになって…辞めてって。どんどんどんどん。自分が一人でそのクラスで浮いてしまった。それで、居場所なくなって、辞めてった…

ロビン:俺もね、実は学校を休んだことはなかったんだけど、やっぱあのー、いじめっ子じゃないんだけど、すごくね、あのー、冗談のキツいヤツがいてね。やっぱ、冗談とそのー、紙一重のところでこう…色んな生徒にね…そういうヤツがいて「行きたくないなー」とか、イヤだった時があったんだけどね、ある時、思い切ってぶっ飛ばしちゃったの!

相川:うん。

ロビン:すごい俺、弱虫だったんだけど、怖かったんだけど、ほんとは。すごい、おっかないヤツだったんだよ?ほんと。「あーっ!」ってアタマきて、「ヤーっ!」ってやったら、飛んでっちゃったの(笑)

相川:あはは(笑)

ロビン:俺、その時すごい、カラダ太ってたから。

相川:あ、そうなんですか?!へえ~!

ロビン:うん、柔道やってたから(笑)で、殴ったら飛んでっちゃったから。それで、しなくなるんだよね、ああいうヤツって。だから、結構ねー、思い切ってやっちゃうと…あのね、大事にしちゃえばいい!もう、大げさに、コトを!(笑)この際ね。そうすると、意外と新しい道が見えると思うんですけどね。

相川:で、逆に、高校生になるっていうか、高校に行くってことは、新しい友達やから、今までの自分を知らん人の中に行くわけやから…

ロビン:そうだね。

相川:その、自分が悪かったとこを色々、分析して反省して、

ロビン:分析(笑)うん。

相川:それで、もう1回、新しい自分からスタートするってこともありますよね。

ロビン:そうね、あの、思い込みでね、変身しちゃえばいいんだよね!すごくスーパーな人間になった気持ちで行くと、意外とスーパーになっちゃうもんですから。簡単に。

相川:そうですね。

ロビン:あのー、暗示ってのもあるから!

相川:ふふふふ、頑張ってください!

ロビン:頑張ってください。高校生活ね、楽しいよ、後から振り返ると、きっと。えー、「私の悩みは友達のことです」、んー、この年齢の子って友達の悩み多いね!「私には、親友と呼べる友達がいません。友達はいるんですが、心から親友と呼べる友達は1人もいません。吉井さん、相川さんは親友と呼べる友達はいますか?

相川:…うん、親友ね。私、デビューしてからね、自分が一番親友だと思ってた人に裏切られましたよ。女の子なんですけど。

ロビン:あ、そう…!

相川:うん。でもそれは結局、切れる縁は切れる縁で…

ロビン:サッパリしてんね!(笑)

相川:てかね、すごい悩んだんですよ!やっぱり。でも、何回話し合っても、2人また元通りに戻られへんってことが分かったから、そんなことでいちいちグジグジしてても仕方ないからって思って、もう切れてしまった。

ロビン:あの、親友と思ってたからショックだったっていうのもあるからね。ただの縁なだけなのもあるしね。人生の転機に会う人とか、何かね…

相川:なかなか学生とかで…何か高校生とかって、遊び重視の友達が多くなるでしょ?

ロビン:うん。

相川;だからやっぱり、親友を見つけるのって、結構難しいですよね。高校生活とか、何て言うのかな?学生でっていうのかな?だから、意外と働き出してからの方ができたり…っていうのも、あるかなーと思うんですけど。

ロビン:そうだよね。俺、実は1人いたんだけどね、20歳の時に死んじゃったのね。そいつ。で、ね、そっからね、すんごい辛かったって言うか、悲しかったからね、親友作りたくないとか思ってたんだよ。イエロー・モンキー作ってから、今メンバーが親友っちゃ親友だから。まあ、親友ね…あの、俺は、作りたくなかったな…死んじゃったから。可哀想だったんだよな…すごく。うん、だから、いないならいないでも、いいと思うしね。

相川:んー、あんまり重苦しく考えんと、何か、すごく軽く考えて…

ロビン:みんないないもんだって!親友なんて、意外と!

相川:ふとしたところで、現れると思うから…

ロビン:うん、魚かもしれないしね!

相川:え?(笑)ふふふふふ、はい(笑)

ロビン:それは俺か!(笑)えー、「吉井さん、相川さん、こんばんは。ボーカルになって人前で初めて歌った時って、辛くなかったですか?私はボーカルをしています。でもまだ、人前で歌うということが怖いんです。自分になかなか自信が持てません。歌うことは大好きです。でも、どうしても声が震えてしまいます。この前初めてライブをして歌ってる時、逃げ出したくなりました」(笑)

相川:ふふふふ(笑)

ロビン:「私たちの曲を聴いてもらいたいけど、人前で歌うのは怖いです。こんな私に、いいアドバイスをしてください」…さあ。

相川:どうですか?(笑)

ロビン:俺、今読んでておかしかったんだけど、「震えて逃げ出したくなりました」、俺、今でもそうだもん!(笑)ライブの前って!ガックガクなの!

相川:…そうですか?私はライブとかってやったことないんで、分からないんですけど…

ロビン:レコーディングは?

相川:レコーディングは、最初はやっぱもう、すごかったですね。震えて。

ロビン:ね!俺、初めて野音てとこ…あるんですよ、日比谷に。そこでやる前ね、出番待ってる時にね、一生懸命「人」って(手に)書いてたの!たらね、メンバーが横から見て「それ『入』って字だよ」って(笑)

相川:あはははは!(笑)

ロビン:CMです!

ロビン:はい、今夜はですね、相川七瀬さんをゲストにお迎えしてお送りしているわけですけどね、リスナーから悩み相談をしてもらってましたけども、相川さんは悩みとかあります?

相川:あのね、ここ2年半くらいは、もうだいぶ吹っ切れてるみたいなんですけど、昔よーく、悪夢って言うかね…夢を見てね…

ロビン:悪夢?!ナイトメア(笑)

相川:とにかくね、何かさっきの話に戻るんですけど、いじめられてた時の夢を見るんですよ。

ロビン:はあはあはあはあはあ!

相川:鮮明に、あるんでしょうね。きっと。で、今はもう全然、思い出してもすごい穏やかな気分で振り返れるんですけど、やっぱり、18の時とかって、心にゆとりがなくて、そういう夢を見ると、一日中バッドなんですよ。

ロビン:そうだよね。

相川:で、とにかく怖いんですよ!外に出るのが!ていうぐらい、ノイローゼ気味とかになったりして、そんなのが続いてたんですよ。何年か。中学3年てことは15歳?14か15から18の終わりとかまで、ずーっと夢見て…

ロビン:ほお~!

相川:もう今はね、全然何か…

ロビン:何かしたの?魔除けとか…自然に見なくなったの?

相川:うん…ある日急に…殴られそうな夢なんですよ、私、いつも…

ロビン:うん?

相川:で、私階段から突き落とされたことがあるんですけど(笑)

ロビン:あのね、「殴られそう」じゃなくて「殴られる」といいんだけどね、夢。

相川:で、殴られそうで、自分は殴り返そうとしてるんだけど手が出ないっていう夢なんですよ。

ロビン:うんうんうん!

相川:で、何か知らんけど、いつかの時に自分が殴ったんですよ!

ロビン:殴った!うんうん!

相川:そっから、(その夢が)なくなったんですよ!

ロビン:でしょ?!いい夢なんだよ、殴るのって。

相川:その、出てくる相手は私をすごく嫌ってた相手なんですね。いじめられてた相手なんですけど、殴ってからすごいラクになって、全然、見ぃひんくなった…

ロビン:ほんと!俺、昔ね、前のバンド、昔やってたバンドでね、嫌いなヤツがいたの!メンバーに。でね、そいつと夢の中で殴り合いのケンカしてね。みんなで大部屋で寝てたのね。で、横にリーダーが寝てて、嫌いなヤツがその横で寝てて、夢の中で思いっ切り殴ったら、横のリーダー殴っちゃって、本当に(笑)で、「何すんだよーっ!」って、「や、夢でコイツ(嫌いなヤツ)を殴ったんだよ!」って言ったら、そのリーダー、俺を怒んないで隣の(嫌いな)ヤツを怒ってた、「お前が悪い!」って(笑)そっから俺ね、吹っ切れた。やっぱ。

相川:だから、夢って何か不思議ですよね。

ロビン:不思議だね。何か、未だに解明できないみたいだけど。絶対に何かあるんだろうね!あと、夢の話をラジオですると、聴取率落ちるとかね!(笑)

相川:はははははは!(笑)

ロビン:というジンクスもあるらしいよ(笑)いいのよ、別に(笑)

相川:はい!(笑)

ロビン:じゃあ、殴ったからもう、これからは…色々山あり谷ありだと思いますけど!良い人生が待ってると思いますよ!

相川:ちょっと、闘おうと思ってるんですけどね。これから。

ロビン:外人の少年のような顔をした!相川七瀬さんに、今日は来ていただきました!

相川:(笑)

ロビン:えー、4/17、今日!発売の!

相川:です!いよいよです!

ロビン:新曲を、相川さんの方から紹介していただきましょう!

相川:えー、私の3rdシングルです!「LIKE A HARD RAIN」!

ロビン:今日はどうも、ありがとうございました!

相川:ありがとうございました!

吉井和哉のオールナイトニッポン(1996年/ニッポン放送)より