前川清さんとイエロー・モンキー

LINEで送る

%e5%89%8d%e5%b7%9d%e6%b8%85_myiemon0_%e3%82%a4%e3%82%a8%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%a2%e3%83%b3%e3%82%ad%e3%83%bc

音楽と人(2014年/音楽と人)に掲載された、前川清さんとロビンのコミュニケーションをご紹介します。前川さんがリードボーカルを務めていたクール・ファイブのファンで、ベストアルバムを聴いていることをメディアやブログなどで語っていたロビンが、ソロ名義のアルバム「ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~」でクール・ファイブの「噂の女」をカバーしたことをきっかけに対談が実現。グループとソロそれぞれの経験がある両者が、歌うことに対するスタンスや思いを語る中でイエロー・モンキーの名も挙がっていたため、掲載します。

前川清:いやぁ~……(クール・ファイブの自分の歌は)自分ではもう聴きたくないですね。唄い方がねえ、ドギツいですよ、これ。<もっと気持ち良く!>とか思っちゃう。だから<ひまわり>だとか<雪列車>のような雰囲気が違う曲もありますけど、それまでは……うるさぁい自分ばかりいましたよね。

吉井和哉:今そうおっしゃられてますけど、実際リアルに悩まれた時期もあったんじゃないですか?<自分の歌、濃いなあ>みたいなのに。

前川:ありますあります。はい。

吉井:だから僕がイエロー・モンキーに対して思ってたのも、そういうところなんですよ。<あんなバタ臭いもん、もうできるか!><あんなウナ重みたいな歌唄えるか!><さわやかに、こざっぱりしよう!>って(笑)

前川:(笑)そうそうそう。でもね、お客さんはそれがやっぱりいいんでしょうね。だけどそれから抜け出したい自分もいるし、<ウザいなー、うちの唄い方>って思うのはあるし。で、ちょこっとずつ曲調を変えてみたりするわけですけど、やっぱり売れないんですよね。だけど、それも時代で、今叫んで売れるかっつったら、また売れないんですよ。どっちかというとヒットした自分の歌って、ウザイのが多いんですけどね。

―だけど確かめてみたら、おふたりとも30代後半になってからソロに転じてるんですよね。

前川:ああ、40になってなかったのか……そうか。そうですね。

吉井:同じぐらいなんだ?ロック界の前川清なんだ、俺は(笑)

前川:吉井さんは、解散したのって、何でだったんですか?

吉井:あのー、新しいことがやりたくなったんですよね。

前川:メンバーとの仲ではなかったんですか?

吉井:ないです!今思えば、ないですね。

前川:ああ~…俺はあったんですよ。「内山田先生!」と呼んで、俺が後片付けしたりしてたんです。デビューしても一番給料安いし。ところが、それがだんだん追いついてしまったわけなんですよ。だから俺がいつまでも「内山田先生」って言ってれば、もっとうまくいってたんですけどねえ…。

吉井:バンドですねぇ、話が。俺もヒーセのこと、「広瀬先生!」(誌面上の表記は「広瀬」となっています)と呼んでたからね、ずっと(笑)でも2パターンいますよね。ほんとにスタイルを変えずにずっとやり続けられるような人と、すごく葛藤して続ける方と。歌が得意だって自分で思ってる人は、途中で屈しないというか。

前川:うんうんうん。はい、そうですよね。

吉井:奥田民生さんとか(笑)、ああいう精神には憧れますね。僕ももともと歌に自信がなかったし、唄ってていいんだろうか?っていうのがありながら始めたので……前川さんには、そこがすごく惹きつけられるのかもしれない。

音楽と人(2014年/音楽と人より
テキスト:青木優

<記事内で登場した作品>

ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~

内山田洋とクール・ファイブ(歌:前川清) ベスト&ベスト

Separator image Posted in Talk, .