ダチョウ倶楽部とイエロー・モンキー


吉井和哉のオールナイトニッポン(1996年/ニッポン放送)で放送された、ダチョウ倶楽部とのコミュニケーションをご紹介します。ロビンが長年にわたりダチョウ倶楽部ファンを公言していることで、吉井和哉名義のソロライブで前座出演、コラボレーションユニットmasa-yumeで音源「マサユメ」発売やライブ共演をし、メディアでもお互いに名前が出るなど、交流が深いダチョウ倶楽部の皆さん。
最初の出会いとなったこのオールナイトニッポンでは、ロビンがいかに上島竜兵さんが好きかを中心に、お互いについてのトークで盛り上がっていました。

「こんな熱く竜ちゃん好きだって言う人、初めてだよ…

(ダチョウ倶楽部がシークレットゲストとしてブースに登場)

ダチョウ倶楽部:どーもどーも吉井さん!せーの、「やぁ~!」。どこ座ろうかな?ここいいですか?あー嬉しいな、いいぞこのラジオってのは!

寺門ジモン:ちょっとなんか喋ってくださいよ!

ロビン:「やぁ~!」

寺門ジモン:いきなり「やぁ~!」ですか!

肥後克広:(ダチョウ倶楽部を)ゲストに呼んだでしょ?

ロビン:いや、呼んでないですよ?いや、来てほしいと思ってたけど、いや俺、ちょっと今分かんないんですよ!ちょっと待って!俺あとで整理するけど、すごい今トリップ感ていうか…テレビでいつも観てるバカ…というかバカじゃないや

ダチョウ倶楽部:バカぁ~?

上島竜兵:バカじゃないよ!ほんとのこと言うな!ほんとのこと!バカにゃ違いないよ!

ロビン:ハハハハ(笑)生で見るとすごいんだ、この人たち!(笑)ダチョウ倶楽部さんですよね?

ダチョウ倶楽部:「やぁ~!」

ロビン:あ!オザケンだっ!

肥後:(顔モノマネをして)ラブリ~~~!!!

ロビン:ラジオじゃできね~!(笑)

上島:ラジオじゃできないんだよ!

寺門:西田敏行は?

上島:(顔モノマネをしたらしい)

ロビン:ダチョウ倶楽部って、ラジオ弱いんですね!

ダチョウ倶楽部:…

ロビン:あ!ちょっとムッとした!(笑)

上島:レギュラーもらったことないのよ!うちら!

ロビン:ラジオの?(笑)

肥後:うん。ないないない!

ロビン:あの、声のマネってできないんですか?

肥後:あっあー、「声のマネは、これくらいしかできないのよ」(森本レオさんの声マネで)

上島:森本レオの間合いはつかんでるよ!…(ロビンを見て)何やってんの何やってんの?

ロビン:ちゃんとFAX持ってきましたよ、(今日のお題)「次のパーソナリティは誰か」の…

寺門:うわ、読めない!

上島:坂田利夫って書いてありますねえ。

肥後:スターにしきのあきらって書いてある…

ロビン:(さえぎって、FAXを読む)

ダチョウ倶楽部:おいおいおい!ちょっと、ムシしないでよ!

ロビン:あー、ラジオをお聴きの皆さん、まだ分かんないと思いますけど、今日はスタッフも内緒にしていやがってですね、ここに、ダチョウ倶楽部の3人さんが、多忙にもかかわらず…

ダチョウ倶楽部:「やぁ~!」

寺門:フジテレビ、「モノマネ王座決定戦」の撮りが終わって来たのよ!

上島:さっきまで、局にいたの!

肥後:そんで、出演者は焼肉を食ってんだよ、今!

ロビン:それなのに、私のこのラジオに…ありがとうございます!そのオールスターモノマネはいつオンエアですか?

肥後:あれはですね…

ロビン:分かんないですね(笑)

肥後:10月のアタマ!

寺門:秋ですね。

ロビン:10月のアタマ、はい!

肥後:ちょっとちょっと、ダチョウのこと嫌ってる風に(テンション低く)言ってるけど、ほんとはダチョウのすごいファンじゃないの?

ロビン:もちろん。大ファンですよ。

寺門:いやダチョウっていうよりも上島のファンでしょ!

ロビン:ええ、上島さんがすごい…遠くに座ってるからちょっとさみしいんですけど。

上島:え、ほんと?!

肥後:ちょちょちょ、証拠のテープがあんだよ!証拠のテープを聞いてみましょうか。

(過去の放送回テープが流れる)

『ロビン:ダチョウ倶楽部、会いてえぇ~!やっぱ俺、その気あるのかな?竜ちゃん、すごい好き!竜ちゃんてもう友達みたいになってるけど!竜さん、すごい会いたいんだよ。好きなんだよ、なんか(笑)なんか、人前でパフォーマンスする人としてね、すっごいね、会って話してみたい。竜ちゃん。来てくんないかな、番組に。「訴えてやる!」って言われたいね!』

(過去の放送回テープ終了)

ロビン:あ、言ってますね!これ先週の放送ですね。

肥後:本当に言ってるんじゃない!

寺門:あのね、またトーンが本当に生々しいんだよ。ちょっと、薔薇族入ってるんじゃないんですかぁ~?

ロビン:いやいやいや…

肥後:ちょっと待って、まず冷静に、どこがいいんですか?

ロビン:あのね、本当にね、分かんないんですよ、竜さんは…こう見てても、普通、テレビで僕らがタレントさん観てる時は「この人こんなことやってるけど、本当は色々考えてるんじゃないか~?」それか「天然なのかな、本当に」とか…その楽しさもあるじゃないですか。

ダチョウ倶楽部:あるあるある!

ロビン:で、竜ちゃ、竜さんは、分かんないんですよ!天然なのか計算なのか…

上島:長くいると分かるんだよね、俺は。

寺門:ホモだってのは分かりますよ!

全員:ふふっ…

ロビン:でね、竜さんこないだ結婚なさったじゃないですか!偽装かなあ?とかいろいろ…

肥後:ははは!カムフラージュ!(笑)

上島:いやそれはね、ほんとの話なんですけど…

ロビン:あのね、目がすごいカッコいいんですよ、竜さんは。

肥後・寺門:ええ~~~~~!

上島:やっと分かってくれたね!やっぱりスターは分かるんだよ!

ロビン:分かるんだよ!

寺門:どこがぁ~?

ロビン:もちろん、ほかのお二人もステキですけど!やっぱ、トライアングルですから、3人はやっぱり!

寺門:いや、こんな熱く竜ちゃん好きだって言う人、初めてだよ…

肥後:珍しい!タレントでこんなに熱く竜ちゃんのこと好きだっていう人!

ロビン:でね、僕のバンドは、ラママという、渋谷にある…

ダチョウ倶楽部:ああっ!ラママ!

ロビン:その出身なんですよ。そこはお笑いもやってて…(ダチョウ倶楽部も)出身ですよね?

上島:ラママ出身!

ロビン:それがすごく嬉しいんですよ。

上島:うおぉ~すっごいなぁ~!

肥後:ありがたいねえ。

ロビン:竜ちゃんがいるから!

上島:いやだよも~!俺恥ずかしくなってきたな!

ロビン:マジになってきた(笑)

寺門:そこまで言う!

ロビン:うん。

寺門:出よう、リーダー。

肥後:邪魔だな、俺ら!二人っきりでちょっと!

上島:俺もちょっと、カッコ良く、二人っきりでな!

肥後:そこの横にいる人も出なきゃだめよ!みんな、全部出よう!

寺門:二人だけだよ、ほら!

上島:あ、じゃ、隣行くか!

肥後:ほんとに二人にするから!ティッシュいるか?

上島:いや、ティッシュはいらないよー!

ロビン:はははっ!ティッシュはいらないよ!(笑)

肥後・寺門:じゃ、頼むよ!

ロビン:早く出てください!あの、竜さんて、なんでそんなにイッちゃってるんですか?目が…

上島:目がですか?何か、分かんないですよねー。でも、ちょっと、暑くないですか?

ロビン:暑いですけどね、ちょっと上脱いじゃう…

上島:あっ!ちょっとっ!待って!ちょっと!吉井さん、大胆ね…ちょっとあ~!もう!ちょっと待って!

ロビン:ははは(笑)竜さん竜さん、書きましょう!ケツに絵を書いた方がいいですよ!(お尻に何か書きだしたらしい)

上島:ああ、思わぬことに!ちょっと待って、それペンのタッチがすごい感じるね!

ロビン:実際に書いてますからね!

上島:あぁ~「太陽が燃えている」!

ロビン:ははははは!(笑)

上島:燃えてる燃えてる!もう!いや、ほんとこんなカッコですいませんね。

ロビン:はい、履いてください!竜さんね、僕これやられると思ったんで、先にやったんですけど(笑)

上島:いいよ、もう!吉井さ~ん!(襲いかかったらしい)

ロビン:あ~!やめてっ!そんなとこ、そんなとこっ!口使わないでっ!

上島:いやいや、ちょっとすみませんね。

ロビン:今ちょっと着替えてますけどね。真面目に僕、ずらしちゃいましたからね(笑)でもほんと、竜さんてのは一人のコメディアンて言ったら失礼ですけど、パフォーマーとして、僕はすごく魅力を感じて、ハッキリ言ってもっとスターダムになって、もっともっと行ってもらいたいんですよ!

上島:ありがたいですね。僕がスターダムになるには、あの二人をまず捨てなきゃいけなくなりますからね。

ロビン:でもすごく、特にお笑い、モノマネとかね、観てるとすごく良くできてる3人だなって思って。同じグループとしてやってると(そう思う)。

上島:僕、吉井さんね、初めて会った気がしないと思ってたんですけど、僕ね、昔アルバイトしてた時に、

ロビン:動揺してませんか?(笑)何のバイトですか?

上島:僕ね、皿洗いのバイトしてたんですけどね、そん時に世話になった大塚さんて人に似ててね…

ロビン:まだ下積み時代の…

上島:下積み時代の。

ロビン:そういう方って忘れられないですよね。

上島:いや吉井さん、目が違うもん、俺を見る…

ロビン:いや僕はね、ほんと正直に出ますから。

上島:僕ほんとにね、両刀なんですよ。

ロビン:ホントなんですか?

上島:ホントなんですよ。

ロビン:これはある種、日本ではすごい勇気のいることだし、欧米ではたくさんいるんですけどね。

上島:だからほんとにこの機会にね、吉井さんとニッポン放送の裏とかに行って(笑)、ビールも飲んでることですし…

ロビン:いやほんと、忙しいところどうもありがとうございました。

上島:あれ、なんかもう早く帰そうとしてません?(笑)

ロビン:いや、僕からのささやかなプレゼントです。頬っぺたに…キスをしましたから今。真面目に。すみません、無理させちゃって…

上島:なんですか、もう嬉しい…(肥後さん、寺門さんが入ってきて)おい、入ってこなくていいよ!

寺門:キスをされたんなら返さなきゃ!大事な大事な彼なんだから!

ロビン:いやいやいやいや!俺はいいですよ。

肥後:あのね、どうでもいいけどね、パンツ一丁でしみじみ語り合うなよ!気持ち悪いよ!

寺門:でも、外で聴いてたけど、かなりいい感じでしたよ!

ロビン:いや、そんな僕は…

上島:いや、目と目が合うだろ?プロ同士の会話って言うの?

ロビン:こだわってる男の会話…

上島:そう、こだわってる男の会話!

肥後:でも、この機会に飲み会とか行って、どっか行ったらいいじゃん!

上島:いや、ほんともし良かったらね!ホテル「アイビス」でも予約して…

ロビン:いやいや、僕はほんと、一視聴者として竜さんが好きなんですよ!だから、普段会って話してるのもいいんですけど、僕はブラウン管を通して竜さんをもっと見たい!

上島:いやいや!僕、つきまといますよ!こうなったら(笑)いいチャンスですから!(笑)

ロビン:あの、竜さんもね、僕イエロー・モンキーも、まだ早いんですよ、出てくるには!ほんとは!あと3年早いです(笑)

寺門:早く出ろよ!おまえ何年芸能界やってんだよ!

上島:僕、もう十年以上…

ロビン:いやほんと大先輩…

上島:いや、ほんとね、これいい機会に、つきまといますよ。

ロビン:あの、ライブがあったら、ほんとに一瞬だけでも…

上島:乱入していいの?

ロビン:ほんと一瞬ですけど…あの、約束はできませんけども、僕は願望として!

上島:出ますよ!

肥後:うちは10秒あったら、竜ちゃん脱げますから!

上島:いやお前、それこそ言っちゃいけないよ!

寺門:てか、お前なんで裸で汗びっしょりなんだよ!

上島:俺も緊張してんだよ!とりあえず、コマーシャル!

(CMが終わって)

ロビン:はい、私びっくりしてやっと落ち着いてきましたけど、突然だとう…“だとう”だって(笑)打倒、ダチョウ倶楽部!ダチョウ倶楽部の3人の、

肥後:聴いてる人に言いたいけど、CM入った瞬間、大変だったね!(ロビンが)「おーい、スタッフ!どういうことだよ!」って、いいカオした!

ロビン:感動して涙出てきましたもん!

上島:なあ、ほんと嬉しいよなあ。

肥後:(上島さんの)右のおしりのほっぺたにサインしてるんだよ!残しとけ!

上島:もう洗えないね。

ロビン:俺、「竜」って書いたんだよ(笑)

肥後:あ、「竜」って書いたの?(笑)なんだ、もったいない…!

上島:ちゃんとサインしてもらえばよかった!

ロビン:僕なんかいいんですよ、後輩なんですから!

肥後:ところで、おいくつですか?

ロビン:僕、今年で30です。10月で。小僧なんです、ひよっこなんですよ。ダチョウさんておいくつなんですか?

寺門:33、3の、こいつ(上島さん)は35なんですよ。

ロビン:え、リーダーなんですか?

肥後:いやいやリーダーは俺なんですよ(笑)(上島さんは)一番地位が低いんですよ!芸能界はね、年齢じゃなくて才能ですから!

上島:おいおいおい、才能がないみたいじゃないか!

肥後:でも一応な、君のファンがいて、良かったよな!

寺門:いやほんと、聞いてて思った!(ダチョウ倶楽部を呼んだことは)ギャグかなーって思ってたの。

肥後:俺も、ギャグで呼んでるかなってのはあったの。

ロビン:ああ、ああ、オンエア上…

肥後:そうそう、おちゃらけで、「ダチョウを呼べば」って、なんかね。そうじゃないもんね!真剣だもん!

ロビン:だったら他の人言いますもん!

肥後:そらそうだね、名前で言えばそうだね!

上島:だからな、俺2日まえくらいにこの話聞いたとき、もうウキウキだったもんな!もう、いつでも「イエモンイエモン」!

全員:ははははは(笑)

ロビン:40cm隣にいるんですよ、竜さんが(笑)

上島:40cm隣にいるんですよ、吉井さんが(笑)

ロビン:ところで、イエロー・モンキーって知ってるんですか?!

寺門:おう、カラオケで歌ってるよ、俺ら!

ロビン:歌ってください?

肥後・寺門:「太陽が~燃え~ている~♪」

上島:(被せてで)ギンギンギラギラ

肥後:「ギラ~ギラと~♪」全然、知ってますよ!

※メロディ完璧

ロビン:嬉しいけど…(笑)

肥後:新曲も新曲も!「SPARKしよう~♪すぱあく、すぱあく~♪」 

※メロディめちゃくちゃ

ロビン:(笑)(さえぎってFAXテーマに続く)

ロビン:今夜はですね、素敵なダチョウ倶楽部さんがゲストにやってきてくれました!

ダチョウ倶楽部:ありがとうございました、呼んでいただいて。

ロビン:ホント僕はね、先週、竜さんのファンだ、竜さんに会いたい、ダチョウの皆さんも僕はもちろん大ファンなんですけど、竜さんに、「あの人はタダものじゃない!」って。

上島:ありがとうございます。これで、これからの芸能生活の弾みがつきます(笑)

ロビン:竜さん竜さん、社交辞令じゃなくて、歌って歌いません?

上島:歌、歌いますよー!歌わしてくださいよー!

寺門:お、作ってくれんの?!

上島:ぎゅ~ん♪(適当なメロディを歌う)

ロビン:いや、そんなイントロじゃないですよ!(笑)歌って得意ですか?好きですか?

上島:好きですよ!上手くはないですけどね。

ロビン:そらそうでしょうね(笑)

肥後:歌、書いてくれんの?

ロビン:いや、なんか僕、願望としては、なんかすごい歌ってほしいなって。僕の書いた…おこがましいですけど…

上島:いや、ぜひよろしくお願いします。

ロビン:前回、西城(秀樹)さんがゲストのときも言ったんですけどね、なんかお調子者みたいですけど(笑)でも僕は、僕が素敵だと思う人にしか、そういうこと言いませんから!

上島:ありがとうございます。

ロビン:あの、ちょっとね、邪な歌を…ダンディな!

上島:そん時はアレですか?演奏してくれるんですか?

ロビン:え、演奏は…

上島:あれ?(笑)俺、1人で歌うんですか?(笑)

吉井和哉のオールナイトニッポン(1996年/ニッポン放送)より

<記事内で登場した作品>

マサユメ