加藤茶さんとイエロー・モンキー

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加藤茶_myiemon_イエローモンキー

LIVEY(1995年/TVK)、音楽と人(1995年/シンコー・ミュージック)で放送、掲載された、加藤茶さんとロビン・ヒーセの対談をご紹介します(以下に抜粋)。
国民的人気グループ・ドリフターズのメンバーだった加藤さん。1969年より開始した看板番組「8時だよ!全員集合!」は最高視聴率50%、当時の小学生は観ていないと仲間外れにされるほどの人気で、リアルタイムで観ていた小学生のロビン・ヒーセにとって、「カトちゃん」は憧れの存在だったといいます。
その加藤さんが1995年にドリフターズの楽曲でニューリリースをる際、音楽雑誌でロビンとヒーセが感激の初対面。元はロックバンドだったドリフターズの楽曲について、イエローモンキーのパフォーマンスにも影響を与えた人気ネタについて話が弾んでいます。

ロビン:まず、ひとつ謝らなくてはならない…子供の頃、呼び捨てにしてごめんなさい!

ヒーセ:ひゃはは!

加藤茶:(笑)やっぱりな。

ヒーセ:今日、何て呼んでいいか分かんない…ちゃ、茶さん?加藤さん?

ロビン:ひゃはは!

加藤:あのね、呼びづらいだろうからね、「カトちゃん」、でいいよ。

ヒーセ:カトちゃんでいいですか?

ロビン:はぁ~(感嘆)

加藤:みんなそうだね、「茶」!「茶」!とかね(笑)

ロビン:あのー、最初バンドだったんですよね?

加藤:そうなんだよ、信じられないだろ?

ロビン:あのね、僕が多分最後の世代だと思うんですけど、全員集合で楽器やってるのを…

加藤:だいぶ前だね?…ロックグループ、だったんだよ。

ロビン:どんなロックをやってたんですか?

加藤:あのー、あのころだとあの、プレスリーとかね。ビートルズの走りとかね。

ロビン:前座だったんですよね?

加藤:(苦笑)あー、ビートルズのね(笑)

ロビン:演奏はしてないんですか?

加藤:やったよ!やったの!えーとね…20秒くらい

ロビン:(笑)

ヒーセ:ふははははは!

加藤:武道館に行って、ステージはどこなんですか?って、で「ステージはここです」って見たら、物凄い高い階段があるんだよ。屋上の一番上に目線が合うように、ステージが作ってあるんだよね。だから、階段上がるだけで20秒かかった…

ロビン・ヒーセ:ぶはははは(笑)

加藤:正味20秒で上がって、20秒で演奏して、それでひっくり返って、「逃げろー!」って帰ったんだから!(笑)

ロビン・ヒーセ:(手を叩いて)(爆笑)

加藤:だから、何のためにやったんだか…

ヒーセ:「逃げろー!」はいかりやさんなんですか?(笑)

加藤:そうそうそう!

ロビン・ヒーセ:ははははは!(爆笑)

 

ロビン:ドリフの楽曲って、僕らから見てロックンロールでもないし、リズム&ブルースでもないし、やっぱね、俺から見たらすごくフレンチなんですよ。

加藤:あー、そうなの?あぁ、そうかもしんないね。

ロビン:なんか、いかがわしさがあって。

加藤:いかがわしいもんな~!

ロビン:怒られましたもん!

ヒーセ:あのね、テレビを見てる時は、親も一緒になって観てるんですよ!で、親戚とかが来ると(アタマをたたく仕草をして)「バカ!」って(笑)へへへ、でもその叩かれたときの感覚が、自分はもう、カトちゃんになってるんですよ。いかりやに叩かれてるっていう…

ロビン:(爆笑)

加藤:(笑)あー!そうなんだ!(笑)

ヒーセ:その時のオヤジの顔が、どう考えてもいかりやなんですよ!

加藤:いかりやなんだ…よーし、いつか殴ってやるぞ!って思ったでしょ?(笑)

ロビン:「ビバノン」(「ドリフのビバノン音頭」)の由来は…

加藤:「ビバノン」の由来はね…あれもギッたんだよね。

ロビン:ギッた?(笑)

加藤:何でもね、もらってくるんだよね(笑)あのー、銀座で…

ロビン:銀座!また酒場ですか?宴場所多いですね(笑)

加藤:そう、多いんだよ。クラブで遊んでたんだよな。そこで、女の子たちが、歌ってたんだよ。「ビバビバ」ってやってたの。「あ~いいな」って。

ロビン:英語の「VIVA」なんでしょうね。

加藤:そう、多分「VINA!」って…挨拶っていうのかな。

ヒーセ:あの頃、流行ってたんでしょうね。

加藤:それで、これは凄くノリがいいから、レコーディングしちゃおうかって。そのころ社長とよく飲みに行ってたから…「やっちゃおう、やっちゃおう」って…で、録っちゃったんだよね。それが何か、たまたま売れちゃって…若い人がウケる要素があったんだろうね。

ロビン:僕ら、今回のツアーで「アバンギャルドで行こうよ」っていう曲があるんですけど、その前にあの、「アバン、アバン、アバン♪」(「ドリフのビバノン音頭」の「ババンババンバンバン」のメロディーで)ってやるんですよ。
その時初めて大阪でやったんですけど、いつもその曲の前に何かつけるんですよ、「おそそブギウギ」とか替え歌を。

加藤:フォホォホォ(笑)

ロビン:で、もうネタがない!って時に、「アバンアバンアバン」…これだ!って!で、大阪でやった時に、お客さんが若い子なんだけど、「あ~ビバビバ!」って(笑)

加藤:あ~!そう!(笑)

ロビン:(心底嬉しそうに)うーれしかったですね!(笑)

 

LIVEY(1995年/TVK)

音楽と人(1995年/シンコー・ミュージック)

取材:川崎和哉/撮影:永田貴照

※「音楽と人」の取材の一部を「LIVEY」で放送していたもので、両者の内容は一部異なります。

<記事内で登場した作品>

ドリフだョ!全員集合(青盤)

※「ドリフのビバノン音頭」収録