Player (2009年/プレイヤー・コーポレーション)に掲載された、吉川晃司さんのコメントをご紹介します。2005年の「LIVE With xxxEXTRA」「エンジェルチャイムが鳴る夜に
」でアニーを、2007年の「TARZAN
」よりエマをサポートメンバーに音楽活動をされている吉川さん。特にエマとの活動は長く、レコーディング・ライブでは「TARZAN
」以降、この対談時のニューアルバム「Double-edged sword
」の他、レコーディングの他、雑誌対談、TV共演、デビュー30周年記念ライブDVD
発売の際のイベントではトークセッションもされていて、“菊地英昭”でなく「エマちゃん」と呼んで交流を深められています。
「最初はテレビで見てて(笑)」「やっぱりバンドをしっかりやっていた人に、ソロのアーティストが声を掛けるのって、何かないと難しいでしょう」
-お二人の面識はどのように?
吉川晃司:最初はテレビで見てて(笑)
菊地英昭:僕もテレビで見てて(笑)「モニカ」のときから見ていたし、COMPLEXも見ていましたよ。もう昔から華がありましたからね。
吉川:やめて下さいよ(笑)、なんですか、それ。エマちゃんは僕がしつこく誘った。いわゆる三顧の礼ですわ。そのときにうちのマネージャーが「エマ・ゴールドマイン自伝」を持っていて、読ませてもらったらよく似ていた、美意識とか価値観とか。たとえば、それはアニメのキャラクターだけで話が出来るというか、たとえばコンドルのジョー(忍者戦隊ガッチャマン)が好きとか…
菊地;ゴレンジャーだったらアオレンジャーみたいなね。そこの価値観が同じだった。
吉川:やっぱりバンドをしっかりやっていた人に、ソロのアーティストが声を掛けるのって、何かないと難しいでしょう。その前にアニー(菊地英二/ds)が一緒にやっていてくれたのもあったけど。
菊地:なんか俺がすごい人になってる(笑)。
吉川:いや、それは当然ですよ。飲み屋でいきなり「はじめまして」って話しても難しいでしょう。
菊地:最初、弟が参加したときの晃司くんの印象はとてもよかった。テレビで見ていたイメージとは違って…
吉川:タレントみたく嘘つきっぽくなかったとか?
菊地:(笑)いや、嘘つきには見えなかったけど、テレビで芸能人っぽく見えていたのがそうじゃなかった。1アーティストとして見えたんですよ。挨拶とか自分の出し方とか。
吉川:あはは、戸籍はアイドルですから。何でここに入れられちゃったんだろ?とは思いましたけど。でもまあ売れちゃえばやりたい方向へシフトチェンジしちゃえるだろう、デビューのチャンスなんてそう滅多やたらにあるわけじゃないし、なんて思いましてね。
Player
(2009年/プレイヤー・コーポレーション)より抜粋
インタビュー・永田裕
<記事内で登場した作品>
※収録曲「MODERN VISION」でエマが参加
KIKKAWA KOJI 30th Anniversary Live “SINGLES+ RETURNS”
吉川晃司 30th Anniversary Live”SINGLES+ RETURNS”【TBSオンデマンド】
※セッションメンバーとしてアニーが参加