音楽と人(2016年/シンコーミュージック)に掲載された、フランプールのギタリスト・阪井一生さんのコメントをご紹介します(以下に抜粋)。
阪井さんは、イエロー・モンキーのファンクラブに入会するほどのファンであることを公言。2019年に開催されたロックフェスティバル「FM802 RADIO CRAZY」では、イエロー・モンキーのトリビュートバンド「ROCK KIDS 802 EXTRA CRAZY BAND」のメンバーとして参加されていました。この記事では、イエロー・モンキーと出逢ったきっかけや好きな楽曲について語られています。
「イエロー・モンキーはイエロー・モンキーでしかない。イエモンサウンドにあの4人は絶対必要なんです!」
イエモンを知ったのは中一の頃、シングルの「球根」が出るぐらいです。友達の兄ちゃんがめちゃくちゃ好きで、その影響ですね。定番のシングル曲というより、たとえば『smile』に入ってる「マリーにくちづけ」とか、アルバム曲とかから好きになりました。出るテレビはすべて録画してたし、新曲出たらラジオを録音するか、カラオケでそのガイドメロを聴いて「あ、こういうメロディーなんだ!」と覚える、みたいな(笑)すごく中毒性がある音楽だなと思いましたね。
それから自分もギターを弾くようになって、中二の時に文化祭みたいなので、みんなでイエモンをやりました。そん時やったのは「TVのシンガー」と「LOVE LOVE SHOW」。実は一昨年のflumpoolのファンクラブツアーの時にも「LOVE LOVE SHOW」を唄ったんですよ。本当にハマったんですよね。
音楽的な影響ですか?僕、マイナー調の曲ってそんなに作らないですけど、作ると、すごく歌謡曲っぽくなるんですよ。やっぱりイエモンの影響がデカいのかなと思います。今は「球根」が一番好きですね。当時は<何この曲?>、ビデオも<何でこんな長い髪型なの?>と思ってたけど、サビに行く爆発力とか……その前のスネアのトーン!という音とか、ライヴで聴いたらたまらんよな!なんて想像して聴くようになりました。新曲(「ALRIGHT」)も、完全にイエモンですよね。ああいうバンド、絶対いないですよ、イエロー・モンキーはイエロー・モンキーでしかない。イエモンサウンドにあの4人は絶対必要なんです!
文/青木優