S.I.さん(ファン歴21年)のイエロー・モンキー


イエローモンキー‗インタビュー‗1-1-1-2

★ザ・イエロー・モンキーファン歴:21年

★ザ・イエロー・モンキーの1曲:人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)

★貴方にとってザ・イエロー・モンキーとは:分身

福山雅治と間違えて『吉井和哉のオールナイトニッポン』を聞いていた

―オリジナルアルバムすべての歌詞カードを全て持ってきていただきましたが(笑)

「はい、イエロー・モンキーは歌詞が好きでファンになったので(笑)」

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―イエロー・モンキーとの出逢いを教えていただけますか。

「イエロー・モンキーに出逢ったのは16歳の時です。アニメの『るろうに剣心』を見ていて、エンディングの『Tactics』がすごくかっこいいなって」

―「るろうに剣心」のテーマ曲っていうと、世間的には他のアーティストの名前が挙がっちゃいますけど(笑)、初代エンディングはイエロー・モンキーなんですよね。

「そうなんですよね(笑)で、そのときは単純に曲がすごくいいなってだけだったんですけど。その話とは別に、高校の友達の間で「オールナイトニッポン」が話題になっていて。福山雅治のトークがエロいんだよねって(笑)それで、聞いてみようと思っていて」

―月曜日でしたよね、福山さんは確か。ロビンが火曜日で…

「そう、その曜日を間違えていて…火曜日の深夜に聞いたんです。吉井和哉のオールナイトニッポンを、福山雅治のオールナイトニッポンだと間違えて(笑)」

―気づかなかったんですか?冒頭の挨拶とかで…

「勉強しながら流している状況だったので、何となく聞いていて…ちょうど聞き流したんでしょうね、名前を。それで、トークの内容とかテンションがウワサに聞いていた福山雅治のイメージと重なったんで…2週連続で騙されました(笑)」

―どこで気づいたんですか?(笑)

「聞き始めて2週目にアニーがゲストに来たんです。『今日はウチのドラムが来ていて…』みたいなことを言っているのを聞いて「ウチのドラム?」ってなって…そこで初めて『福山じゃない!』って気づきました(笑)」

―良かったですね、気づいて(笑)

「はい(笑)それから結局、この人面白いなって吉井さんの方を聞いていたんですけど(笑)その中で『JAM』をアコースティックで歌ったんです。それでこの曲いいな、あの『Tactics』と一緒になっているのかって買いに行きました」

―それでファンになったんですか?

「そのときイエロー・モンキーというより『JAM』『Tactics』 が好き過ぎて、しばらくシングル1枚で満足していました。ジャケット写真のメンバーの名前を見て、『苗字が同じ人がいるけど兄弟?髪型が似ているからこの2人かな?』って、エマとヒーセを兄弟だと思っていたくらい、まだファンじゃなかったです(笑)」

『血が泣いてる』で祖母が亡くなったときの感情に気づいた

―歌詞カードを持っていらしたということは、歌詞に思い入れがあるんですよね?

「はい。私がイエロー・モンキーで一番好きなのは、歌詞ですね」

―私と同じですね(笑)歌詞に注目するきっかけはなんだったんですか?

「6枚目のアルバムの『SICKS』に入っている『人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)』の『血が泣いてる』というフレーズですね。アルバム発売の直前に祖母が亡くなったんですけど、私、泣かなかったんです。悲しいし寂しいし、でも涙が出ないのは何でだろう?って不思議に思っていて。その答えが、『血が泣いている』だったんです」

―歌詞で自分の感情に気づいたんですね。

「はい。自分でも理解できない感情を的確に表してくれているっていうのが衝撃で。大事な1曲です」

―他にもありますか?

「『幸せだけど恐いのはなぜだろう?』(『NAI』)とか、『絶望と希望のバトミントン』(『I Love You Baby』)とか…いろいろな場面で私の感情にぴったりハマるフレーズはたくさんありますね」

―「あ、分かる!」というか、的確だなって思うフレーズがたくさんあります、私も。

「フレーズじゃなくても、『バラ色の日々』についてインタビューで“バラ色”なのは夢を追いかけている日々であって、達成した後のことじゃないというようなことを言っていて。そういう価値観が好きというか、合うなあと」

詩集「SO YOUNG」に掲載されていた未発表曲を聴きたい


吉井和哉 詩集「SO YOUNG」

―「血が泣く」もそうですけど、私は価値観的な部分とまた別に、歌詞の表現に取りつかれた一人です。「例え」がすごいですよね。

「『欲望と理性のメリーゴーラウンド』(『熱帯夜』)とか『絶望と希望のバドミントン』(『I Love You Baby』)とか比較的イメージしやすい表現もですけど、サラッと聞き流してしまいそうな擬人化表現とか、形容表現とかもすごいですよね」

―形容表現で言うと、「悪い夜をたしなみ笑い転げ我に帰るわがままな 僕の~~」(「Neurotic Celebration」)なんて1フレーズかけて“僕の子宮“の説明をしていますもんね(笑)「例え」でいうと、「この恋は人から見れば5足で1000円の靴下さ」(「紫の空」)とか「自信が化粧したようなプライド」(「見てないようで見てる」)とか。音源化はされていないけど『毛皮のコートのブルース』の『ラズベリーケーキ』の表現が、私は衝撃でした。

「『毛皮のコートのブルース』は、音源化されていないから歌詞としても世に出てないし、もったいないですよね。吉井さんの詩集『SO YOUNG』に載っている未発表、未完成の詩も聴いてみたい」

―ほぼ、できあがっているようなものもありましたもんね。そのままじゃ出せないだろうなって言葉遣いも多いけど(笑)

「『やられたての女のようなガマンがほしい やりたての男のようなゴーマンがほしい』って未発表のフレーズが頭に残ってるんですけど、やっぱり「例え」がすごいなって。このままで出せるかわからないけど(笑)ずっと、いつか聴けないかなーと思っています」

―未発表の曲ってたくさんありそうですよね。再集結記念に出してくれないですかね(笑)

「発表されている曲の中でも生で聞いていない曲がたくさんあるので、『追憶のマーメイド』とか。再集結のツアーではまず、それを聴けることを願っています(笑)」

―そうですね。「追憶のマーメイド」は私もまだ生で聴いていないです(笑)楽しみにしておきましょう。最後に、貴方にとってイエロー・モンキーとは何ですか?

「“分身”です。イエロー・モンキーを聴いたら私の価値観が分かるよって。もちろん、全部の曲じゃないけど(笑)」

―(笑)どうもありがとうございました。

※インタビュー内容はご本人の記憶に寄る部分があります。ご了承ください。