SMAP×SMAP(1999年/フジテレビ)での、SMAPとのコミュニケーションをご紹介します。
音楽番組で共演したり、ロビンやアニーが木村拓哉さんに似ていると言われたりするなど、間接的に交流があったSMAPとイエロー・モンキー。本記事の1999年時の出演から17年後の2016年には再びスマスマでセッションが実現し、「ALRIGHT」「バラ色の日々
」を共に演奏した映像が、メディアを通じてイエロー・モンキー、SMAP両ファンの間で大きな反響を呼びました。
1999年のスマスマ出演時の裏話がイエロー・モンキーのファンクラブ「Petticoat Lane」会報Vol.36でレポートされていましたので、併せて下記にて抜粋で掲載します。
木村拓哉「え、(吉井さん)ベースだったんですか?!」
中居正広「え、今も(ボーカル)探してるんですか?」ロビン:俺ね、キムタクに声似ているような気がする。
中居正広:自分の声がですか?
ロビン:僕が。キムタクの声に。
木村拓哉:うっそ…!
ロビン:聴いてて…(木村さんに向かって)怒った?
木村:いや…!怒ってない…!
ヒーセ:似てますよ。
中居:にゃーにゃにゃーにゃにゃにゃーにゃにゃー♪(「LOVE LOVE SHOW」のサビを歌う)
ロビン:(苦笑)(中居さんの頭をポンっとたたく)
ヒーセ:(中居さんを指して、木村さんに)アレは厳しいだろう?(笑)
木村:アレは違うっしょ!
ヒーセ:(木村さんに)ああだと思われたらイヤでしょう?(笑)
中居:皆さんは、これ(イエロー・モンキー)に入る前は…
ヒーセ:でもね、バンドを長く、ライブハウスとかでやってたけど、俺確か、一番年上なんだけど、イエロー・モンキー始めたのは確か、26…アマチュアでやってたけど…
中居:26ですか?遅い…ですよね?
ヒーセ:まあ、30までやってダメだったらいいやって。
中居:へぇ~~。菊地さん兄弟はどうですか?
エマ:うちらも前、バンドやってたから。
アニー:兄弟で。
中居:それでダメだったら、どうしようと思ってたんですか?
エマ:だって、その前に1回失敗してるから…
ロビン:1回デビューしてるの!企画モンで(笑)
エマ:(笑)
アニー:企画モン!
ヒーセ:企画モン!(笑)
エマ:まあ、色モンてやつ?に、近いかな(笑)で、1回0に戻して、新しいバンドに入って、また始めたの。
中居:なるほどねぇ~。で、吉井さんはバンドに入る前は何やってたの?
ロビン:このバンドに入る前?別のバンド。
ヒーセ:違うパートだったんだよ。
ロビン:そう、ベースだったの!
木村:えっ…!
香取:えぇ…!
中居:え、歌は?
ロビン:歌なんか冗談じゃない!って思ってたの。
木村:え、ベースだったんですか?!
ロビン:ベースだったの、デカいから。
中居:で、このバンド、イエロー・モンキーに入って…
エマ:最初ギターだったよね。
ロビン:そう、最初ギターだったの。
木村:ええっっっ!
中居:歌は誰が歌ってたんですか?
ロビン:歌は別のやつがいたの。で、そいつはちょっとクビにして。で、ライブがもう決まっちゃってたから、オレちょっと歌うわって歌って、ボーカル探してたの。
中居:え、今も探してるんですか?
ロビン:今も探してる!
木村:えっ!
香取:えぇっっっ!
ロビン:10年探してる。
中居:今、探してるんですか!
ロビン:探してる。
(横でエマが微笑む)
中居:えぇ~オレ送っちゃおうかな!
(ロビン、中居さんの肩をたたき、「バイバイ」と手を振る)
3人:(笑)
中居:(笑)
ロビン:ほんとは芝居やりたいから…
中居:えっ…
木村:えっ…
香取:えっ…
草なぎ剛・稲垣吾郎:???(笑)
ロビン:(笑)
木村:えーっと、分かんなくなってきたぞ、整理しよう!
ロビン:まとめようまとめよう!
木村:吉井さんというのは、いまだにボーカルを探していると。
ロビン:(爆笑)
木村:で、できればお芝居がやりたいと!
ロビン:ボーカル見つかったらそっちに行くから!
木村:そっちに!行くんだ(笑)
ロビン:今度映画(「trancemission」)出るし。映画デビュー!
中居:え、4人は何を演るの?
ロビン:ケーサツ、ケーサツ!人間の脳みその中にいる刑事!
木村:え???
中居:それで、面白いなあーと…
ロビン:うん、やっぱ向いてるかなーと…
SMAP:(笑)
3人:(笑)
ロビン:(笑)………すいません…(笑)………向いてねぇ…(笑)
中居:じゃあ、また!今日楽しかったんで、どうもありがとうございました!
4人:ありがとうございました!
中居:じゃあ最後にですね、この番組で「おやすみなさい」を「おやスマなさい」で締めるんで…これを可愛く言っていただけると…子供たちも見てるんで!
ロビン:はい。
中居:あーいい笑顔ですねー!さ、せーの!
全員:おやスマなさい!
中居:笑ってますよー!
SMAP×SMAP(1999年/フジテレビ)より
<記事内で登場した作品>
※2016年のスマスマでのセッション曲、「ALRIGHT」「バラ色の日々」(ライブVer.)収録
THE YELLOW MONKEYが出演したのは「SMAP×SMAP」の中の“THE TRIBUTE SONGS”というコーナー。いろんなアーティストが出演し、SMAPと一緒に歌っている姿をTVで見たことがあるという人も多いことと思います。今回演奏された曲は「JAM」「SO YOUNG」「LOVE LOVE SHOW」の3曲ですが、SMAPのみで歌った「JAM」はSMAPの皆さん、特に香取さんがよくカラオケで歌っている!ということもあり、SMAP側からの「『JAM』がいい」という希望で決まったそう。3曲目のTHE YELLOW MONKEY&SMAPで歌った「LOVE LOVE SHOW」は7~8曲ぐらいの候補の中から選ばれたとかで、その中でも最後まで競っていたのは「SPARK」だったとか。基本的に、SMAPが踊れる曲をピックアップするという感じだったようです。
撮影当日は11時にスタジオ入りで、THE YELLOW MONKEYとSMAP一緒での音合わせからというスケジュール。始めにディレクターさんが、SMAPの皆さんをメンバーに紹介していったそうですが、某歌番組の司会者である中居さんとはメンバーも面識があるので、最初からあいさつなど言葉を交わしていたとか。しかし、まだまだお互い堅さが残る中、まずはSMAPの「JAM」から音合わせ開始。スタジオ内でSMAPの皆さんが歌って踊っているのを見学していたTHE YELLOW MONKEYに対し、SMAPも次の「SO YOUNG」の音合わせでは、セッティングされた機材や楽器を木村さんや稲垣さんが興味津々といった様子で見ていたり、音合わせ中も皆さん、スタジオ内で真剣にTHE YELLOW MONKEYが演奏しているのを観ていたんだとか。
カメラリハーサルでは「吉井さんのシャツいいな」と木村さんに言われ、気前よく着ていたシャツをプレゼント!した吉井さん。そのシャツですが、なんとその日家から着てきたものだったとか。さらにEMMAさんも、木村さんに「ピック、カッコいい!」と言われ、使っていたピックをあげたそう。木村さんはさっそく次のアーティストの収録時にそのピックでギターを弾いていたんだとか。また「LOVE LOVE SHOW」のカメラリハーサル中には、吉井さんに草彅さんが歌いながら音程の確認をしたりと、徐々に両メンバー間も打ちとけていったようです。
さて本番ですが、順番通りに「JAM」からの収録。SMAPが歌っている間「スタジオ内でご覧になれますが…」と言われていたそうですが、歌っている目の前で見学するのもプレッシャーになるのでは?と楽屋に戻ってモニターでその様子を観ていたメンバー。しかし「JAM」は譜面の割り振りがかなり難しい楽曲であるため、NGが何度か続いてしまったそう。特にNGを連発してしまったのは中居さんで、中居さんがNGを出すとモニター画面に一人ぼっちで取り残されて映るように、他の皆さんがフレームからわざと消えたり…などと小ワザを見せるSMAPに、モニターを観ていたメンバーも「下手なNG集より面白い(笑)」と大ウケだったそう。その後出番のためスタジオに向かう途中、バッタリ会った中居さんに「ホンっとに、ごめんなさい」と謝られたとか(笑)。「SO YOUNG」収録中には、前室というスタジオの前にある部屋にSMAPの皆さんは戻るはずだったところ、稲垣さんはスタジオ内に残り、真剣に演奏を観ていたそう。そんな中、2度ほどNGを出してしまった吉井さん。「中居君のがうつった(笑)」と言ったところ、また中居さんに謝られていたそうです(笑)。ラストの「LOVE LOVE SHOW」では「JAM」で失敗したためなかなか歌いだせない中居さんを、吉井さんが励ますというシーンも。また、曲のラストの♪LOVE LOVE SHOW~♪のフレーズの繰り返しでは、“全員中央に並んで歌う”という設定だったのが、一つのマイクをSMAPと二人ずつで歌ったり…とのアドリブが入るほどの盛り上がりをみせ「コーラスもいつもよりも張り切っていたのでは?」とスタッフの方が思ったほど、メンバーもとても楽しんでいたようです。
番組のエンディングでも登場したTHE YELLOW MONKEYですが、エンディングには特に台本がないとかで、なんと45分も撮影していたのだそう!実際オンエアされたのは3分程度なのが残念ですが、トークも盛り上がり、結局収録が終了したのは19時30分ころ。予定では17時終了だったところが、1日がかりになってしまったのですが、メンバーは「楽しかった!!」と言っていたそうです。また、楽屋がSMAPと隣同士だったそうなのですが、隣から一生懸命「LOVE LOVE SHOW」の練習をしている歌声が聞こえてきたり、一生懸命「JAM」を歌っているのを観て「真面目だね」とも言っていたそうです。
(THE YELLOW MONKEYファンクラブ会報 1999年/Vol.36より抜粋)