高橋栄樹さん(MVディレクター)が語るイエロー・モンキー


THE LENZ 高橋栄樹×THE YELLOW MONKEY(1998年/スペースシャワーTV)で放送された、MV監督・高橋栄樹さんのコメントをご紹介します。高橋さんは「SPARK」からイエロー・モンキーのPVやライブ映像作品を多数手掛け、ロビンに「映像のイエロー・モンキーと思ってもらって構わない」(1997年、「BLUE FILM」「RED TAPE」「PURPLE DISC」発売記念イベントの挨拶より)と紹介されています。1999年に公開された自身初監督の映画作品「trancemission」には、イエロー・モンキーも出演しました。また、ロビンは「栄樹さんは知能指数の高い俺」とも語っていて、カット数が多いことが特徴のMVについて「どうやってこんだけ映像を入れてもごちゃごちゃしないんですか?」と尋ねた際に「愛情を持って入れているだけです」と答えられたことが印象に残っているとのこと(同番組より)です。

(「SPARK」のMVについて)
映像自体に色味はないんだけど、こうフラッシュのチカチカチカチカっとした感じの中で、まあ残像みたいな感じで、まあ、色を感じ……られるような。

(「楽園」のMVについて)
曲も凄いヘビーな感じがしたので、ヘビーな感じがいいんじゃないかなと思って…ヘビーって何だろうな?と思って、まあ、ヘビーとくれば何か重たいものを引きずるのがヘビーじゃないかっていう…最初の発想ってそんなもんで(笑)、まあ、「SPARK」の(MVの)時は火が出てきたな、前回火だったから今回は、水はちょっと、直接的だから、火と言えば消火器でしょ!みたいな(笑)で、まあ消火器を引きずるって、そういう感じになっちゃったんですけど。

(「LOVE LOVE SHOW」のMVについて)
前回2つが、割と構成とか流れとかキッチリやってたんですけど、あの、あんまりそういうのにとらわれないで、もう、割とハチャメチャな感じ…

(「BURN」のMVについて)
「ウルトラQ」な感じっていうか、子供の頃、「ウルトラQ」とか何か、あの辺のやつを見てて、ちょっとこう、すごい悪夢のような雰囲気になったとかは、昔僕、経験であるんですけど、何かそういう不安な感じっていうのを、出したかったなあって…だから、例えば今の小学生の子が、テレビであのビデオを見た時に「ちょっと何か、僕今マズイものを見たんじゃないかな…」って、ちょっと気持ち不安になってくれると「オッケー!」みたいな(笑)

(「球根」のMVについて)
ロンドンから車で2時間半とか、何かそんな感じで、もう早朝集合、早朝出発、みたいな。もう、とにかくみんな大変だったんじゃないかなって。ロケハンっていう、要するに撮影場所を探すための色んな、ロケーションハンティングって言う移動があるんですけど、後で見たら、日本1周くらい回ってるんですね。もう。要するに(MVに出てくる)ああいう望遠鏡だとか、あとはちょっとしたドームだとか、あとイグアナが出てくるんですけど、それの場所とか、探すのにもう、すごいとにかくあっちこっち行ったっていう…

(「離れるな」のMVについて)
「BURN」あたりからというか、「球根」も含めて、ちょっとこう、僕の、アタマの中の感じでは、ちょっとこう、何て言うのかな、奥に奥になっていく…っていうか(笑)ちょっとこう、より複雑な感じが…あれはあれですごい良かったんですけど、もうちょっとこう、いい意味で表層的なものっていうか、表面的なものになるといいかなーと思いまして。

(「SUGAR FIX」のMVについて)
軽い感じでいきたいなって、あのー………何て言うのかな?ちょっと「球根」をピークに、ちょっと小難しい感じにもなりかけていたので、何か、そういうんじゃなくて、まあ、それもOKなんですけど、あのー、もっと、分かりやすい楽しさってのも、全然普通に、世の中にはあるし、何か、もうちょっとそういうのを全面的に出して、楽しく分かりやすいものを作ろうっていうことで、案外それが新鮮だったっていう…何か知らないけど、どんどんどんどんこう、難解とは言わないんですけど、結構、何か違うところにギンギンに入っていくクセがあるもんで、そういうの全部やめて、まあ、ひとつパァーッっとしたというか(笑)、まあ「パーッと行きましょうよパーッと!」みたいな(笑)そういう感じでやったのがすごい新鮮だったですね。

(エマについて)
まあ、寡黙な方だなっていう印象は、常にありますね。あのー、特にすごい無口ってわけではないんですけど、あのー、淡々として、いるなあーっていう。あのー、ポジション的には、ミッドフィールダーみたいな…そんなことはないかあ!フォワードな時もあるしなあ(笑)

(アニーについて)
確か、数学が凄い好きっていうのをお聞きしているんですけど、アニーさんは。たまにその数学ノリがチラホラ見え隠れする時があって、それが面白いですね。何かあの、何とも言えない科学ノリが、垣間見える瞬間というか…その辺がちょっと、面白いなあっていう…

(ヒーセについて)
何かやっぱり、「デビルマン」とか「ゲッターロボ」とか思い出したんですよね。あのー、分かんない人には分かんないかもしれないですけど(笑)永井豪な感じがするっていうか(笑)

(ロビンについて)
物事に関してすごい丁寧な感じがするのと、あと、こう…本質的に優しい人なんじゃないかなって、いう風にいっつも思うんですよね。僕、本質的に優しくないんですよ(笑)あのー、ほんと言うと。

THE LENZ 高橋栄樹×THE YELLOW MONKEY(1998年/スペースシャワーTV)より