ウエンツ瑛士さんが語るイエロー・モンキー

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別冊カドカワ総力特集吉井和哉(2007年/角川ザテレビジョン)に掲載された、ウエンツ瑛士さんのコメントをご紹介します(以下に抜粋)。この雑誌はソロ時期のロビンを特集したものですが、ウエンツさんのコメントの大部分はイエロー・モンキーについての話題でした。ロビンと同じ誕生日であるものの19歳差、そんな世代の違いを超えて熱烈なファンである様子が伝わります。WaTのラジオにロビンからコメントが届いた際も、小池徹平さんと一緒に、とても喜ばれていました。イエロー・モンキーのライブは行くことができなかったようですが、yoshii lovinsonのライブにはWaTの2人で足を運ばれていたり、花を贈られたりしています。

「SUCK OF LIFE」とか、出だしからインパクトがすごくあるじゃないですか。聴いてるだけで無条件に「俺、ちょっとかっこいいな」って思ってましたね(笑)

吉井さんの音楽は、言ってること、言いたいことの意味がすごくわかったんですよね。伝わってくるなって。だから高1ぐらいの俺でもわかったんだなって。他の人の音楽は正直、あんまり意味がわからなくて雰囲気で聴いたりしてました(笑)世代がちょっと違うんで、周りにイエロー・モンキー・ファンがいないんです。はっきり言ってクラスに一人もいなかったんですよ。でも、ぜんぜん恥ずかしくなくて、堂々と「好き」って言えるのは俺の中で大きかったですね。「好きなミュージシャンは?」とか訊かれて、不思議と、好きなだけ話せたというか。ちゃんと伝わってたかどうかはわからないですけど(笑)。

好きになる決め手になった曲は……う~~ん、でも、キリがないなあ。当時ぼく、MDを聴きながら学校に行ってたんですけど、「ROCK STAR」とかかなあ……高校生の時はやっぱり、あこがれもありましたし。「SUCK OF LIFE」とか、出だしからインパクトがすごくあるじゃないですか。聴いてるだけで無条件に「俺、ちょっとかっこいいな」って思ってましたね(笑)なんにもしてない自分をかっこよくしてくれる、勘違い、錯覚を起こさせてくれる曲だなって。一通りはもう、全部歌いましたね、間違いなく。部屋でもカラオケでも、すみませんけど満員電車でも(笑)。そのときの俺、電車の中ではだいぶ気持ち悪かったと思いますよ(笑)。たまたま兄貴と同じ電車で、後ろから肩を叩かれて「お前、けっこう声でかいよ」って注意されてすげえ焦ったことがあります(笑)。朝の井の頭線なんてバンバンに混んでますからね。その距離で歌ってたら相当……(笑)。

俺が好きになった時にはもうイエロー・モンキーは解散していたので、ライヴはDVDで観るしかなくて。観たかったですねえ~。吉井さんのソロライヴは行ってるんですけどね。去年の映画の『ゲゲゲの鬼太郎』の撮影はずっと京都だったんですよ。週3回ぐらいは東京に帰ってきていて他の仕事やって、京都に行っての繰り返しだったんで、一週間に12時間ぐらい新幹線に乗っている時間があったんです。だから、イエロー・モンキーのDVDを観るために、ポータブルDVDプレーヤー買って、行き帰り行き帰り行き帰り、ず~~っと!観てました(笑)。WaTの次のシングルの発売も控えていたんで、その勉強もしつつ。相当観てましたね。ファッションは真似できないですし、してないですけども。

2001年の最後のライヴは、行きたかったですね。当時俺は15歳……まあ、行けないっすよね。人のライヴに行くっていうこと自体がその頃はまだなかったですし。だって、2000年になった年明けの瞬間に俺はまだ中学生で、友達10人ぐらいと手をつないで公園でジャンプしてましたもん(笑)。そんな子どもがイエロー・モンキーのライヴに行けないっすよ(笑)。完全にキッズですもん(笑)。

別冊カドカワ総力特集吉井和哉(2007年/角川ザテレビジョン)より抜粋
取材・文:大前多恵/撮影者:表記なし